結論

このシリーズには 2 つの剥離動作があり、選定は粘着面をどちらに向ける必要があるかと、ラベルの長さで決まります。

標準筐体はプッシュ剥離方式です。ラベルはブレードから押し出され、ノズルが上方から吸着する向きで、粘着面を上向きにして送り出されます。引き戻し筐体は代わりに台紙を引き戻すため、ラベルは吸着位置に粘着面を下向きにして残ります。引き戻しモデルは標準筐体より長いラベルにも対応します。

ラベルを粘着面下向きで貼る場合は、引き戻し筐体が必要です。そうでなければ、標準筐体のほうがシンプルな答えです。

データ上の違い

違いは機種一覧表の 3 か所に表れます。

標準筐体 引き戻し筐体(LFHZXB)
剥離動作 プッシュ 引き戻し
ラベル向き 粘着面上向き 粘着面下向き
ラベル長範囲 L2–40 L10–70
列数 型番により 1–14 1
型番 LFS、LFSID、LFSIX、LFFUJI、LFJUKI、LFPANA、LFYAMAHA、LFSUMSUNG LFHZXB-60 / -100 / -150

見落とされやすい違いは長さ範囲です。引き戻し筐体は L10–70 で規定され、標準シリーズの L2–40 ではありません。剥離機構の形状が異なるためです。標準筐体では問題なく使える短いラベルでも、引き戻し筐体の範囲外になることがあります。逆に、標準筐体では送り出せない長いラベルこそが、引き戻し筐体の役割である場合もあります。

もう 1 つの違いは列数です。引き戻しの 3 モデルはいずれも単列です。1 つの並びに複数のラベルを並べて貼る場合、引き戻し筐体は選定対象になりません。

選定手順

次の順に確認してください。

  1. ノズルがラベルを吸着するとき、粘着面はどちらを向くか? これだけで決まります。上向きなら標準筐体、下向きなら引き戻し筐体が必要です。
  2. ラベル長はいくらか? 標準シリーズの L2–40 と引き戻しシリーズの L10–70 を比較してください。最初に想定した範囲から外れている場合、もう一方のシリーズが正しい可能性があります。
  3. 1 つの並びに何枚か? 2 列以上なら引き戻し筐体は除外されます。
  4. ラベル幅はいくらか? 引き戻し筐体は 3 モデルで 2–58mm、2–98mm、2–148mm をカバーするため、貼るラベルの最大幅で型番が決まります。
  5. プラットフォームが支える重量はどのくらいか? 引き戻し筐体は 7kg、13kg、18kg です。同程度の幅の標準筐体より重いため、フィーダスロットとの整合を確認する価値があります。

ご提案に必要な情報

ラベル幅とラベル長、1 つの並びに必要な列数、そして粘着面を下向きにする必要があるかどうかをお知らせください。これらがあれば、候補ではなく 1 つの型番をご提案できます。引き戻し筐体を含む全機種の一覧はラベルフィーダの機種一覧表にあります。

表記に関する注意:引き戻し筐体のカタログに印刷された英語欄は “Forward push stripping” ですが、同じページの中国語欄は引き戻し剥離と記載しています。機構は実際に台紙を引き戻しており、中国語欄の記述がその動作を表しています。現在カタログの修正を依頼しており、上記の説明は誤植ではなく機構の実際の動作に沿っています。