結論
ラベルフィーダーを何台配るかは、貼片機の台数とは間接的な関係しかありません。実際に計算すべきは3つの量です。同時に装着するラベル規格数、段取り替え前に先行セットする規格数、交換用に確保する予備台数。貼片機の台数が決めるのは料站が足りるかどうかだけで、何台買うかは決まりません。もう一つ総数を変える要素があります。専用モデルは機台ごとに固定され、標準モデルは同規格の機台間で融通できる。この比率が決まって初めて、総数に意味が出ます。
まず装着中のラベル規格を数える
貼片機の1つの料站に1台のフィーダーが付き、1台のフィーダーは1種類の巻きラベルに対応します。幅、長さ、台紙の配列の3つが揃って1つの規格になります。したがって下限は簡単に計算できます。BOM内のすべてのラベルをこの3項目で分類し、何グループになるかを数えれば、装着中のフィーダーは最低その台数になります。
同じ幅の狭いラベルは多列構造で運用でき、1台のフィーダーで複数の料站を賄えます。LFSID-100は1~14列、LFS-60は1~12列、LFFUJI-32は単列です(数値は型式一覧表による)。列数が多いと、1リールの産出が複数のレーンに分散され、占有する料站が少なくなります。代わりに、ラベル幅とテープの走行方向がその機種の本体で許容される範囲に収まる必要があり、幅を超えるとワンランク上の機種が必要になります。
多くの産線では、まず幅で大まかに分け、次に幅の中で長さと材料を見ます。幅が異なるとフィーダーは共用できません。これが硬い境界です。

写真はラベルフィーダーの実機(JUKI機台用)。リールは本体後部に装着され、前部が剥離と送りの機構です。
次に段取り替え前に先行セットする分を計算する
多品種少量のラインでは、1日に何度か段取り替えするのが常態です。段取り作業では、取り外しと物理的な取り付けは機械のところで行う必要がありますが、装料と品番の照合は作業台で事前にできます。事前にできる前提は2セット目のフィーダーがあることです。次批次で使うラベルをすでに装着し照合済みにしてあり、停止時に丸ごと交換します。
この部分は規格ごとに全部揃える必要はありません。自社の段取りのリズムに合わせ、切り替え頻度の高い規格をそれぞれ1台先行セットし、残りはその都度装着して照合します。投資と効果のバランスはこの部分で取ります。専用モデルは批次をまたいで借用できません。指定機台でしか使えないからです。標準モデルは異なる機台間で一時的に融通でき、まず1批次をしのいでから追加購入できます。

写真はラベルフィーダーの実機(サムスン/ハンファ機台用)。本体側面のラベルに型式标识が貼られています。
予備台数をどう決めるか
予備には2つの用途があります。1つは故障交換です。あるラベルが1日も止められない場合、同型式を1台在庫し、壊れたらすぐ交換し、修理したものを予備に戻します。もう1つは工程試装です。新しい台紙や新材料を試走する際、常用規格のフィーダーで代用し、試走後に戻します。試装用のフィーダーは追加購入不要で、先行セットの分から充当できます。
予備台数は規格の比率で増やす必要はありません。実際に停止コストが高いラベルは通常、規格総数の少数です。「止められない数種類」でリストを作る方が、百分比で配るより省けます。
試算例
以下は足し算の進め方を示すための例示データであり、任何の現場の結論を表すものではありません。
| 項目 | 数量 | 説明 |
|---|---|---|
| 貼片機 | 3 台 | 同一ブランド、インターフェース一致 |
| 装着中ラベル規格 | 12 種 | 幅×長さ×材料で分類後 |
| 同時装着フィーダー | 12 台 | 規格ごとに1台、単列構造 |
| 段取り先行セット | 4 台 | 切り替え頻繁な4規格に各1台 |
| 重要ラベル予備 | 2 台 | 停止コストの高い2種のラベル |
| 合計 | 18 台 | 試装の充当分を含まず |
このうち6台を標準モデルに変えると、3台の機械間で移用でき、先行セットの4台を2台に圧縮できる可能性があります。総数は16台前後になります。どこまで圧縮するかは、段取り時に位置合わせや光ファイバーの再設定に時間をかけるかどうかによります。
購入前に確認する5つの数
- 各貼片機のブランドと機種:専用モデルか標準モデルかを決め、配線と信号方式も決まる;
- 使用可能な料站数:ラベルが部品と料站を奪い合うかどうか、競合が激しければ多列構造を検討;
- ラベル規格リスト:幅、長さ、台紙配列、材料を項目ごとに明記し、補助材の粘着テープや絶縁シートも含める;
- 段取り頻度と先行セット批次:1日に何度切り替えるか、1批次あたり何種のラベルか;
- 止められないラベルのリスト:この数種が予備台数を決める。
この5項目のうち、第3項は漏れやすい項目です。ラベルはバーコードシールだけではありません。マイラー粘着テープ、防塵ネット、補強鋼片といった巻き式物料も同様にフィーダーと料站を占有します。1種を漏らすと、購入数が1台不足します。
配備後の3つのこと
数量が決まったら、現場ではさらに3つのことがあります。料站の装着位置をどう照合するか、光ファイバー検出をどう設定するか、先行セットをどう組むか。この3つがうまくできなければ、多く買ったフィーダーは倉庫を多く占めるだけです。料站の装着位置は本体寸法に合わせて確認し、光ファイバーの設定値は無料状態で読み取ってから余裕を加え、先行セットは作業台のレイアウトや批次の生産計画と合わせる必要があります。
数量の配備は一度きりのことですが、この3つは毎日のことです。
よくある質問
問:1台の貼片機に専用モデルと標準モデルを同時に装着できますか? 答:できます。両方がその機種の適合範囲内にあり、料站と信号チャネルが衝突しないことが前提です。混装する場合は、専用モデルを常用の料位に固定し、標準モデルを段取り頻繁な料位に置くと、丸ごと取り外しやすくなります。
問:多列フィーダーは単列よりコストを抑えられますか? 答:ラベル幅と台紙の走行方向がその型式の許容範囲に収まる場合にのみ成立します。幅を超えるとワンランク上の機種が必要になり、1台の価格も本体寸法も変わります。この場合は多列が割安とは限りません。
問:予備フィーダーは貼片機ごとに1台ずつ確保すべきですか? 答:その必要はありません。予備は「止められないラベル」で計算するもので、機械ごとではありません。同じ規格のラベルを複数の機械で使う場合、予備1台で回せます。
その他の機種と構造はラベルフィーダー製品ラインを、先行セットの組み方はフィーダーの先行セットで段取り時間を短縮をご覧ください。