結論
フィーダは内径 76.2mm、外径 200mm のリールを標準で使用し、その他のサイズは受注製作に対応します。外径が大きいほどリールに巻ける材料が増え、再装填のための停止回数が減ります。
ただし「1 リールあたり何枚のラベルが取れるか」という問いに対して正直に言えば、これはフィーダの仕様ではありません。ラベルピッチと、お使いのラベルサプライヤが使用する材料の厚みで決まります。同じ幅のラベルでも、1 リールあたりの枚数は大きく異なることがあります。
枚数がフィーダではなくラベルで決まる理由
リール上の使用可能な材料長は、2 つの直径とウェブの厚みで決まります。材料をスパイラル(渦巻き)として考えてみてください。1 巻きごとに層が 1 枚増え、各巻きの長さは外周側にあるほど長くなります。ウェブが厚いほど、76.2mm と 200mm の間に収まる巻き数は減ります。
このウェブは、ラベル本体に台紙とラベル間の隙間を加えたもので、通常はピッチと呼びます。4mm の隙間を持つラベルは、ラベルサイズが同じでも、10mm の隙間を持つラベルより 1 メートルあたりの枚数が多くなります。
したがって計算式は次のとおりです。
1 リールあたりのラベル数 ≈ 使用可能なウェブ長 ÷ ラベルピッチ
使用可能なウェブ長は、内径・外径・ウェブ厚みの関数です。ピッチと材料が分かれば、お使いのラベルについて算出できます。ラベルサプライヤも同様です。その 2 つの数値はすでに先方の手元にあります。
お客様の数値がなくてもお伝えできるのは、次の 2 つの固定寸法です。内径 76.2mm、外径 200mm、その他のサイズは受注対応となります。
段取り替え頻度を実際に左右する要因
影響の大きい順に、4 つの要因があります。
基板あたりのラベル枚数。 ラベル 4 枚の基板は、1 枚の基板の 4 倍の速さでリールを消費します。通常はこれが支配的な要因であり、フィーダと手作業のラベル貼り工程を比較するときに忘れられがちな項目です。
ラベルサイズとピッチ。 幅の広いラベルはリールの幅をより多く使いますが、長さは同じなので 1 メートルあたりの枚数は変わりません。ラベルが長くなり隙間が大きくなると、枚数は減少します。
ウェブ厚み。 台紙が厚いほど、リールに収まる巻き数は減ります。
リール外径。 外径を大きくすると容量はおおむね半径の二乗に比例して増えるため、段取り替え頻度が問題なら最も低コストな手段です。ラベルの使用量が多い場合は、非標準のリールサイズを製作する価値があるか検討する価値があります。
サイクルのもう一方の側面
段取り替えは、リールにどれだけ材料が載っているかだけの問題ではありません。停止にどれだけ時間がかかるかでもあります。装填経路は固定されています。リールを装着スリーブに取り付け、巻取りシャフトを通し、幅ガイドブロックを通し、押えプレートの下を通し、排出テーブルから送り出し、使用済みの台紙は廃材巻取りスリーブで回収します。ガイドブロックをラベル幅に、押えプレートを材料厚みに合わせておけば、再装填は再セットアップではなく短時間の作業で済みます。
リール供給シリーズの送りサイクルは 0.1–2s と公表されています。この数値は送り動作を表すもので、リール容量ではありません。初めて仕様書を読むとき、この 2 つが混同されがちです。
ご提案に必要な情報
ラベル幅とラベル長、ラベル間の隙間、台紙の材料と厚み、および標準的な基板に貼るラベル枚数をお知らせください。これらがあれば、一般的な数値ではなく、お使いのラベルに対する 1 リールあたりの枚数をご提示できます。リールと剥離の詳細はラベルフィーダの機種一覧表にあります。